愛知県、外国人富裕層の医療ツーリズム促進に向けた海外PR事業を推進

愛知県は、外国人富裕層などを対象とした、県内への医療ツーリズム促進のための「愛知の医療ツーリズム海外PR業務」の業務委託先を募集すると発表した。本業務は、県内の医療関係者などで構成される「あいち医療ツーリズム研究会」からの「医療ツーリズム推進に向けた提言」に基づいて進めている取り組みの一環として実施される。

今回は、2019年11月に中国・北京で開催される「国際医療旅游展覧会」への出展が主な内容だ。本展覧会を通じて海外の医療関係者などに愛知県の医療サービスなどをPRすることで、外国人富裕層の県内への医療ツーリズムを促進する狙いだ。特に中国は中部国際空港からの便も充実しているため、有望な市場のひとつと捉えられている。

日本の医療機関の中で外国人を受け入れたい(受け入れてもいい)と考える医療機関は、年々増加傾向にある(経済産業省「外国人患者の医療渡航促進に向けた現状の取組と課題について」平成29年10月30日より)。一方で、多くの医療機関が、外国人富裕層の受け入れ態勢(スタッフの確保や教育など)が課題だと考えている。また、医療ツーリズムを考える場合、患者の家族が滞在中に旅行を楽しむケースや、治療ではなく検査で来日し、本人も検査と旅行を楽しむケースなど、医療サービスを中心とした広がりを考えることも重要だ。

そのためには、富裕層ビジネスに精通した専門家とうまく連携することが必要だと当社では考えている。

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外国人富裕層の日本への医療ツーリズムを推進していくためには、対象とする富裕層のニーズをしっかりと把握することが重要です。当社では、外国人富裕層を対象とした富裕層リサーチの実績も数多くありますので、まずは下記よりお問い合わせください。

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